【レポート】スマートウォッチ GARMIN VIVOMOVE LUXE

購入しました!

ガーミンのスマートウォッチ VIVOMOVE LUXE 。


どこがスマートウォッチ?

普通の時計じゃん!


と思われる事でしょうが、ちょっと画面をタップしてみると…



文字が現れます!!

驚愕にして夢のようなギミック!!


たとえば、バッテリー残量を表示させてみるとアナログ時計の針が現在の値を指すメーターとなります。


10時が0%、2時が100%で一目盛り25%なので、これだと70%程だと分かりますね。



デモモードの一部を撮影してみました。

(手持ちなのでユラユラして見にくくてスミマセン)



時計の針がメーターになったり、文字を読むときは邪魔にならないように真横になったりと動き回ってくれます。

このギミックのお洒落さ、知らない人が見たら驚くであろう奇抜さが購入の決め手の1つです。



そして、もう1つの決め手はコチラ。



そうです!

モバイルSUICA内蔵!!

自販機や駅の改札など、ICカードやスマホを取り出すのも面倒な場面で活用できます。

これが最大の決め手です。


それでは、購入から一週間使ってみての感想を書いていきましょう。



購入前の比較検討


まず、第一の目的はSUICAでした。
(SUICA対応のラインナップは コチラ で確認できます)

他の候補として悩んだのはVENUです。

こちらは高精細な大画面を擁するオーソドックスなスタイルの機種です。

高精細で大画面という事は処理できる情報が多いという事になるので、使い勝手は良いでしょう。

文字盤も気分次第で替え放題ですし、写真とかも背景にできたりするでしょう。

LUXEはそういった遊びはできません。


使い勝手か、物珍しさか。


店頭で1時間半ほど商品の前に立ち尽くして悩みました(笑)


やはり決め手は先にも書いたとおり珍しいギミック!

以前、HUAWEI WATCH2というスマートウォッチを使用していたので、また同じようなのにするのもツマラナイ…、要するに飽きがきていたというのもありますが。

そもそもガジェット好きは新しもの好きでもありますしね(笑)


ただ、購入に二の足を踏ませる問題もありました。


(1)GPSが内臓されていない

ガーミンと言えば世界トップクラスのGPSメーカーです。

そんなメーカーのGPSが載ってないなんて!!

世界最高峰の精度を誇るガーミンのGPSでは無く、精度不明なスマホのGPSを使わざるをえないとは…。

私はランニングをするのにスマホを持たずに走ります。

なので、距離やペース、コースなどの記録を単独で記録できる事が望みなのです。

これは大きな問題でした。


(2)普通の時計を着けられなくなる

これを買う前に使ってたトラッカーは、Fitbit Charge4でした。


平日の仕事など日常はこれを左手首に着けて時計代わりにもしていたのですが、休日のお出かけに普通の腕時計を使いたい時はこれを右手首にしていました。

細いから見た目の違和感もさほど無いんです。

ところが、スマートウォッチにすると右手首、左手首両方に腕時計をする事になります。

見た目がちょっと残念な感じになりますよね。


ちょっと脱線して、休日使いしてる時計はというと…、

昭和の機械によく付いてたドラム式メーター風の時計。


1本しか針が無い24時間時計。


これらを箱にしまい込んで使わないのも勿体ないですからね。


(3)モバイルSUICAは定期券として使用できない

ICカードタイプの定期だと落として無くしてしまうリスクがあります。
私はスマホにモバイルSUICAを入れて、それを定期券登録して使っています。
少なくとも定期よりは意識して持ち歩きますから。

今回期待したのは、通勤時にスマホを取り出さずに時計だけで改札を通過したい、というものだったので、これはちょっとガッカリでした。(Apple Watchは出来るらしい…)

ちなみに、現在持っているSUICAを移すのではなく、この時計専用に新たにSUICAを発行する形になります。(すでに持っている物と2枚になるという事)

JRE POINTに登録しようとしたら、「ウェアラブル端末のSUICA」というジャンルで登録できました。



さて、買う前の懸念点は大きくこの3点。悩みに悩みました。

(1)ジョギングする時はFitbitを使用する

(2)諦めて両腕にする(歩数や心拍などの記録を日々欠かさないため)

(3)ソフトウェアの更新により機能追加される日が来るかもしれない

まぁ、ようするに妥協です、妥協

とは言え、購入前に考えた結論なので不満は無いですね。買ってから気づいたら後悔したかもしれませんが。




使用感


重さは86g。

睡眠計測のために寝る時も着けてますが、特に気になる事はありません。

本体サイズは42 x 42 x 11.9 mm。

これも普通の腕時計と大差ないサイズです。

ただ、女性の方には少々大きいと思います。

これ以上小さくすると文字の視認性が落ちるなどのデメリットも出てきますので難しいところですね。

VIVOMOVEシリーズの 特設紹介ページ では女性のモデルさんが着けていたり、ピンク系のカラーをラインナップしたり、女性向けプロモーションが積極的になされているようです。

女性の方は店頭でぜひ手に取って確認してみてください。


活動量計やスマートウォッチにとって、「時計」としての日常使いがどれくらいスムーズか、というのは大きな問題ですね。

バッテリーを長持ちさせる為にモニター画面は必要な時だけ点灯する、という仕様が主流です。

中には白黒の簡素な針とか数字を申し訳程度に出したりする物もありますが。

常時表示できない機種は、時刻を知るために手首の傾き検知とかボタンを押して表示する、などの1アクションが必要になります。

これは日常では大きなストレスになります。

その点、このLUXE(VIVOMOVEシリーズ)は物理的なアナログ時計を搭載しているだけあって何のアクションも必要なく時刻を見られるのは重要なポイントですね。

なにせ、バッテリー残量が無くなったとしても、スマートウォッチ機能が使えなくなるだけで時計としては数日は動くそうですから。

バッテリーは日曜の20時頃に満充電にして使用開始。
夜寝る時も装着したまま(お風呂の時だけ外す)で使い続けた結果、木曜の11時頃に「バッテリー残量が少ないです」というアラートがあがりました。
25%を下回ったあたりで警告してくれるようですね。
そこから家に帰って21時頃に充電開始した時点では残量は20%を下回ったくらいでした。

画面表示の頻度などによって誤差が出ますが、丸々4日間も保てば十分でしょう。
誰しもお風呂に入る時は必ず外す訳ですから、その間に充電するというスタイルでも良いかもしれません。



通知機能


やはり気になる通知機能。
電話もメールもLINEも振動で教えてくれます。
バイブがちょっと弱い気もしますね、歩いてる時とか気づかない事もあるかもしれません。

メール本文を手元で確認するというのはスマートウォッチでは基本機能ですね。
当然、この時計でも十分に読めます。

通知がくると、下側の白抜きした箇所に差出人の名前が出ます。電話帳に登録されていない場合はメールアドレスが、LINEの場合は登録名がそのまま表示されます。



本文はこのような感じ。



長い場合はスワイプする事で続きが読めます。

余談ですが、LINEの無料通話に関する通知だけは、相手が通話を切った後に来ます。
たまたまスマホの画面が光ってるのが目に入って出られれば良いのですが、カバンの中に入れているなどで気づかない場合は即座に出られず、折り返しをする事になります。

これはAndroidの特性(通知タイミング)によるもので、この機種意外のスマートウォッチもすべて同じはずです。
iPhoneは掛かってきたタイミングで通知されるようですね、私はAndroid使いなので聞いた話しですが。
Android使いの方はご注意ください。



アプリは見やすい作り


私が初めてランニング用GPSウォッチとしてガーミンのForeAthlete205を購入したのは2007年8月の事。


いや~、今から見ると大きくてダサいですね~。

当時はマラソン大会に出ても使ってる人はほとんど居なくて、謎の優越感に浸ったものですが(笑)

この頃からアプリとPC用のソフトは有りましたが、日本人から見ると「外人が作った大雑把な作り」と感じられるようなレベルだったと記憶しています。

これの後継機種を2014年に買って使っていたので6年ぶりのガーミンという事になるのですが、かなり使い勝手よく進化していました。


まずはメイン画面

どの要素を表示するか、どういう順番で並べるかは設定で決められますので、自分が必要ないと思って表示していない項目もあります。

一番上にファンシーなペガサスが居ますが、これは提示された中から選んだイラストです。








それでは、個別に要素をご紹介していきます。

ステップは一番ポピュラーですね。
歩いた時間帯ごとのグラフが表示されます。



睡眠は一回目を覚ました時が計測されてるので正確なんでしょう。
正直言うと、HUAWEIのアプリは睡眠に点数を付けてアドバイスまでしてくれていたので、これは少し物足りなさがあります。

どうやって計ってるのか分からないけど、呼吸の状態まで…。
睡眠時無呼吸症候群が分かるのかもしれません。



ここからが現代人としてとても重要な要素です。

誰もが気になるストレス度


心拍数とか動きとかで計ってるんだと思うんだけど、通勤電車でストレスを感じ、午前の上司との面談でもストレスを感じ、昼食を取って午後の仕事に憂鬱になって…。
どうやら正しく測定されているようです(笑)
このグラフは簡易的に時計単体でも確認できます。


続いてがユニークなもの。
Body Battery です。



身体のエネルギー状態をパーセンテージとグラフで可視化してくれる機能です。
要するに、自身の HP(ヒットポイント)です。

リラックスしていたり睡眠を取ると回復し、動いていたりストレスを感じていたりするとバッテリーが減っていきます。
睡眠の質が低いと朝起きた時に100%になっていなかった事もありました。

ストレスグラフを重ねて表示していますが、ちょうどオレンジ色で高ストレスの時に下り坂になってますね。
夕方少し回復しています。定時が近づいて来たので気分が回復したせいでしょう(笑)

ただ、20時の時点で75%あたりに居ますが、これが高ければ健康かと言うとどうも違いそうです。
つまり、動いていない、という事でもあるんですね。
適度な運動により心地よい疲労を感じ、お風呂や睡眠で回復する、というのが理想だと思います。
私の場合はコンピュータ関連の仕事をしているので、一日中座り続けてPCと格闘しているため、エネルギー消費がされていないのでしょう。

その辺りの健康バランスや生活スタイルを管理していくにあたって活用できそうだな、と思ってます。



最後に


このLUXEは家電量販店で5万2千円ほどでした。

VIVOMOVEシリーズとして、下位モデルが存在します。


VIVOMOVE Style です。

カラーによって値段が変わってはいましたが、4万円ほどでした。
LUXEとの違いは材質のみで、機能はまったく一緒です。
5万を超えるのはちょっと…、という方はコチラをお試ししてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこの画像の円の表示は文字盤をいくつか選択できる内の1つです。


良かったらお試しください。

コメント

  1. 私もGarminの腕時計を愛用していますが、このような面白い腕時計が出ているのは知りませんでした!

    GarminなのにGPSが付いてないというのは、非常に興味深いですね。
    しかし、普通の時計に見えつつのギミックは、とても魅力的ですね!

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    1. 去年あたりから新機種が一気に増えた感じですねー。時計型じゃない普通のフィットネストラッカーの新型を待ってたんだけど、一向に出る気配が無いので諦めて買っちゃいました。
      それにしても、ガーミンなのにGPSが無いって分かった時はショックでしたよ(笑)

      このギミックの珍しさなら合コンで話題にできるかしら(そんな機会はないw)

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