2022年の夏休み。
祖母の家(すなわち私の家)に泊まりに来ている小学5年生の甥っ子の希望により行ってまいりました。
私が小学生だった昭和の時代は「アスレチック」という呼び名の施設でしたが、同様の遊びを好きでよくやっていました。
ただ、昔取った杵柄というには40年近く昔…。昔過ぎてもう過去の栄光も通用する訳がありません。
今回は甥っ子がやりたがっているので連れて行きましたが、「難しそうなのは下から見てて、簡単そうなやつだけやろう」という考えでおりました。
これが全ての間違いだったと気付くのはまだ先の事…。
箱根湯本駅からのアクセス
場所は駅から降りてきてすぐ目の前です。
Googleストリートビューからも確認出来ますが、駅の階段の真正面にあるバス停です。
送迎はマイクロバスでした。夏休みだからか人が多かったので補助席も使ってました。
歩いても行けますが、かなり勾配のキツい上り坂なので素直にバスに乗りましょう。
周辺エリアの施設を周回しているらしいですね。
フォレストアドベンチャーの停留所で降ります。
管理棟のような建物の前なのでそこが受付かと思ったものの、どうやら更衣室とトイレがあるだけでした。
受付自体はバスを降りた後ろ側にあります。
受付からの流れ
受付では予約氏名を告げて、手袋があるか尋ねられます。
基本的にワイヤーやロープを掴むため、手袋は必須です。
受付でも購入できますが、100均で軍手を買って持っていく事をオススメします。
今日は熱中症対策に塩飴をくれました。ありがたい。
受付から少し進んだ所にコインロッカーと荷物置き場があります。
ただ、コインロッカーは小さくて貴重品しか入りません。
荷物置き場も棚があって大きなリュックなどを置いておけますが、スタッフさんが見張ってる訳でもないので不用心です。
私は大荷物は駅のコインロッカーにしまい、最初から最低限の小さなショルダーバッグ程度で行きました。
コースは低年齢の子供や初心者向けの「キャノピーコース」と難易度高めの「アドベンチャーコース」の2つあります。
甥っ子も小5という事もあり今回はアドベンチャーコースです。
受付後にアドベンチャーコースの係の方の所に行き、ハーネスを着けてもらいます。
これがいわゆる命綱です。
その後、動画でチャレンジの仕方や注意点を勉強し、係の方の指導による練習を行います。
練習といえども細い1本のワイヤーを渡るのと、ジップラインと呼ばれる長い距離を滑っていくタイプの物です。
この時点ですでに怖いです(笑)
いざチャレンジ
基本的な構成は、樹と樹の間がワイヤーで繋がれていて、その渡り方に様々な仕掛けがしてある、といったものです。
その「渡り」10個くらいを1つのセットとして、それを4セット進みます。
まず1セット目の入り口でハーネスから出ている金具を手すりのようなワイヤーに通します。
これは1セット終わるまで切れ目が無く取り外せない為、途中リタイアができません(笑)
これにより当初思っていた「難しそうなのはスルー」作戦は出来なくなってしまいました…。
そもそも、最初の注意事項に「小学生は保護者も付き添う」と書かれていたのに気付かなかったのがダメなんですが、それに気付くのが樹の上に登った後だというのが厳しい(笑)
そうなると覚悟を決めなければならないのですが。
とりあえず、私は
・高所恐怖症
・体重過多(具体的に書けないくらいメタボリック)
・身体が異常に堅い
・体幹がフラフラ
という、絵に描いたようなオジさんスペック。
もう気分は無理なんですが甥っ子が高い所が好きなようでガンガン進んでしまうので頑張って後を追うしかありません。
板と板の隙間が大人向けな距離設定されている所もあって足を届かせるのにハラハラした場面もありましたが、甥っ子が頑張ってる姿を見て叔父さんジーンと感動してしまいました。
ワイヤーにハーネスを引っかけてるので、足を踏み外しても落下する事はありません。
その場にブラブラとぶら下がるだけで、頑張れば復帰もできるし、厳しければ係の人に助けてもらう事もできます。
難しかったのは縦に板がぶら下がっていて、その端を踏むとシーソーの要領で沈んでいくやつかな。
とにかく横とか縦とかにブラブラ揺れる物は最悪です。
特に体操のつり革のような、ロープの先の輪っかに足を入れながら先に進むやつだけが出来ずにハーネスにぶら下がってしまいました…。
あれは最難関!!
甥っ子は頑張ってはいるものの時間がかかるし、私もぶら下がって時間をかけてしまったので、後ろの人をだいぶ待たせてしまいました。
追い越して「お先にどうぞ」ができませんので、1セット終わるごとに後ろの早そうな人が先に行ってくれるまで休憩して待ちましょう。
あと、長い距離を滑り降りるジップラインは気分爽快ではありますが、着地がいつもうまく行かずに地面に背中から激突する形で止まります。ウッドチップが敷き詰められているので柔らかいのですが、それでも痛いです(笑)
滑り始めた最初は前を向いてるのに徐々に後ろ向きになってしまうの、やっぱり体幹が悪いからなのかなぁ…。
若者達は颯爽と歩いて着地してたのが羨ましい…。
挑戦を終えて
甥っ子は大変なコースもありつつ、終始楽しそうにしていました。
終わった後に「まだ2周できる」とか言ってますが無視です(笑)
そして私は、終わった後は達成感よりも安堵が勝ったかな…(笑)
今回、靴はコレで挑戦しました。
靴底が薄く地面の状態を直に感じられるため、今回は素足感覚でワイヤーなどを捉える事ができて非常に効果的でした。
底が厚いとおそらく感覚が掴めずにやりにくいのではないでしょうか。
この記事をお読みの皆様、お子さんが「やってみたい!」と声をあげたら是非ともチャレンジさせてあげて下さい。
小さなお子さん向けのキッズコースもあるようですので。
ただ、今回私がやったアドベンチャーコースはかなり覚悟して臨んでいただきたいと思います(笑)
1つだけ忠告ですが、リュックとかショルダーバッグとかウェストポーチとか、バランスを崩す要因は排除した方が良いと思います…。
とりあえずジップラインの着地失敗が続き背中が汚れてるのと汗が酷いので帰りはバスに乗らず歩いて駅まで戻りました。
下りなので大した時間はかかりません。
日帰り温泉で汗を流し、遅いお昼を食べて帰宅です。
疲れたけど、充実した1日でした~。
※翌日追記
ワイヤーやロープを必死で掴んでいたせいで両方の二の腕が筋肉痛です…。
バランスを必死で取ろうとしたせいで腹筋が筋肉痛です…。
そして、日焼け止めクリームを塗っていて、森の中の木陰にいたにも関わらず腕が日焼けで小さな水ぶくれができるほどの皮膚炎になってしまいました…。
写真はグロいのでUPしません(笑)
まぁ、これは私の体質なので仕方ないのですが、皆様も日焼け対策はしっかりする事をオススメしますよ。
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