マラソンやウォーキングで唯一の道具と言えば靴。
どんな方でも一足くらいは運動用のシューズをお持ちだと思いますが、やはり長い距離を走ったり歩いたりするとなれば力不足です。
靴によって身体のコンディションも成績も変わってくるので、もはや道具というより相棒と言っても過言ではないでしょう。
私はホノルルマラソン完走後に相棒に感謝を込めて完走メダルと共にパシャリとしておりました。毎年違う靴でしたからね(この写真は2006年)
長い距離を行くに当たって靴擦れや着地の際の衝撃、足のむくみなど考慮しなければいけない要素は沢山あります。
今回は100kmを歩く訳ですが、その為の武器としては何を重視すれば良いでしょう?
一番はやはり普段履き慣れている事ですよね。
慣れない靴だと爪先部分が当たって痛かったり踵の部分が擦れたりします。
私が普段のランニングで使っているのは、ビブラムの『ファイブフィンガーズ』という5本指シューズ。
小学生の甥っ子からは指が分かれてるのを気持ち悪がられます(笑)
指が独立しているので地面を捉える指の使い方が楽ですし、靴下の中で指同士が擦れる事もなく快適です。
ただしこれは軽さと引き換えに靴底が薄くてクッション性がほとんど無いタイプなので、100kmウォークでは衝撃が蓄積しそう…。
なので、今回用に新しいシューズを買う事とします。
個人的には指股のシューズが合っているので、それでクッション性が高い物があれば…、と思って探していたら、なんか良さそうな物が。
岡本製甲株式会社の足袋型シューズ Lafeet Zipang
親指が独立しているだけでも魅力的。
そもそも江戸時代の飛脚が履いてた草鞋だって親指が独立した形式。この形状は理にかなっているはず!!
なんだけど、購入できる実店舗が少なくて私の生活圏内だとややハードルが高い…。
靴は実際に試さないと合わない危険性もあるから通販で買う気は無いし…。
これは泣く泣く断念して次を考えます。
次に重視すべき要素としてはむくんだ際の余裕がどれだけあるかですね。
フルマラソン時の経験ですが、ゴールに近づくほど足がどんどんむくんで行きます。
足先まで来た血液はふくらはぎの筋肉がポンプのように吸い上げて(重力に逆らって)戻してくれるのですが、長距離走ると筋肉が弱まりポンプが機能しなくなって足下に血が溜まりむくむようです。
ふくらはぎの筋肉が鍛えきれていない私は絶対に起こる問題なのでこれは重要!
そうしてアレコレ検索してて見つけたのがコチラ!
ALTRA paradigm6 です。
見ての通り、先端部分にシャープさがまったく無く丸いですね。
元々足幅が大きくワイドなランニングシューズを履いてましたが、ここまで極端にゆとりのある物は初めてです。
試着するために販売店舗に向かいました。
普段のサイズは26.5cmですが、実は左右で長さが0.5cm位の違いがあります。
右の方が短いので、いつもかかと部分が擦れて靴がダメになるのは右足です。
とはいえ、大きい方に合わせないとならないので、右足はズレないような工夫が必要です。
まぁ、走るのと違って歩きだからそこまでシビアにしなくても良いとは思いますが。
実際に履いてみると26.5cmだとキツく感じたので、店員さんにお願いして27cm、27.5cmと試着させてもらいました。
歩いた感覚的には27cmでベストフィット。
ただし、これだとむくんだ際のゆとりがありません。
37.5cmだと楽になる感じです。
そうすると右足が1.5cm近くゆるくなるけど、こちらは靴紐の穴を最後まで使って足首を固定する感じで対応でしょうか。
右の足首は長年のマラソン病で痛みがあるので、足首用サポーターをすれば厚みが出て丁度良いかもしれません。
むくんだ時に痛くなる箇所としては甲の部分がありますが、こちらも高くて安心感があります。
やはりシューズ選びで一番重要なのは実際に履いてみるですね!
幼少期から扁平足な私。
幼稚園の頃に絵の具で取られた足形が残っていますが、見事に土踏まずも色が付いています。
足がむくむ、すなわち血液が溜まると足幅が広がったり甲のあたりが盛り上がるだけでなく、土踏まずが下がってきます。
ちゃんとアーチがある人ならそれほど影響は無いのかもしれませんが、扁平足の土踏まずが下がるとそこだけが膨らんで地面に当たり、結構な痛みが出ます。
これがかなりダメージが大きいのです。
マラソンの時は中敷きを買い替えて対応していたので今回もそうしようと思ったら、店員さんからこの靴は土踏まずが下がる事に対するサポート機能が付いているので中敷きは替えない方が良いとアドバイスを貰いました。
HPから抜粋すると、
ランニング中のサポート技術InnovArch「イノヴァーチ」
イノバーチシステムは、靴ひもをしめる際に、土踏まずの下に設置されたサポートシステムが巻き上げられ、過度にアーチが落ちるのを防いでくれます。同時に個人にあった高いフィット感が得られます。
単純に持ち上げるというよりは、足の裏に備わっている固有受容器と言われるセンサーが反応し、脳にこれ以上アーチが落ちないようにと信号を送るようなイメージです。
という事らしいです。
正直ピンときていませんが、これは意図された通り正しく使うべきでしょう。
一応予防策としてテービングも試してみる事にしました。
足の裏にベタッと貼って引っ張る感じですかね。
練習で土踏まずが下がるほどの距離を歩かないと効果のほどは分かりませんが(笑)
9月は週末になると台風がやってきてますが、雨の合間を見て12kmほど歩いてみました。
靴下は5本指です。
シューズ全体としては柔らかい感触で重さはあまり感じません。
先端部分の広々したスペースは指を使って地面を掴まえる動作がしやすくて快適です。
右足の方はやはり大きすぎるせいか少々足首が痛くなりました。こちらは当初考えていた通り靴紐の結び方やサポーターを使うなど何パターンか試して最適解を探してみる必要があります。
あとは本番まで可能な限り距離を歩いて靴に慣れる事ですね。
頑張ります!
コメント
コメントを投稿