【映画】巨大寒波ディザスター映画デイ・アフター・トゥモロー…がたくさん?【邦題の付け方問題】

最近の10年に一度の大寒波というニュースを見ていてふと大寒波ディザスター映画を観よう、と思い立ちました。



そのジャンルの金字塔と言えば「ディ・アフター・トゥモロー」だよね、十数年見返してないし良い機会かな。と思って検索したら…。


デイ・アフター・トゥモロー
デイ・アフター・トゥモロー2017
デイ・アフター・トゥモロー2018
デイ・アフター・トゥモロー2020
デイ・アフター・トゥモロー2021  

 

沢山ある!?

うん、明らかに続編では無い事は分かる。邦題の付け方の問題ですね。

当ブログでも原題からかけ離れた邦題を時々楽しんでいますが、これは流石に安直すぎるでしょ(笑)

元の作品に罪はありません。


まぁ、この際だからと観てみましたが…、個別にレビューするほどではありませんでした(笑)


大体は

・北極圏で異常気象発生

・巨大寒波が襲ってくる!

・南へ逃げろ!

というテンプレをアレンジしている感じです(笑)


ついでに言うと、主人公周りの数人だけ、山の中もしくは小さな田舎町だけしか出てこないので世界規模での危機感が感じられない…(笑)

巨大寒波の割に登場人物が手袋もしてなかったり、吐く息が白くなってなかったり、道路や山肌が凍ってなかったり、建物自体は凍ったのに何故そこは大丈夫なの!?などと色々とありますが低予算ムービーなのでCG含めて仕方ないです。そこへのツッコミも含めて楽しめはしました(笑)



デイ・アフター・トゥモロー2017




原題は『COLD ZONE』。このタイトルだったらより先入観も無く楽しめただろうに。

日本版ポスターの煽り文句の「再び」が騙す気マンマンですね(笑)


[あらすじ]
アラスカを訪れた動物学者のロジャーは、環境学者のヒューズ博士と出会い、“地球温暖化による破壊的異常気象”の危機を知る。博士の予測は現実となり、北半球を覆う未曾有の巨大低気圧が発生。極寒のストームは触れた物を瞬時に凍らせ、あらゆる生命を奪う。ロジャーとヒューズは、事態を世界に警告し、愛する人々を救うための絶望的な戦いを開始。だがその間にも各地を猛烈なストームが襲い、世界はパニックに包まれてゆく。人類絶滅の危機は、刻々と迫っていた…。

 

予告編


予告編でも見られますが、寒波の襲い方がハムナプトラのイムホテップ砂嵐を思い起こさせ、ドキドキしますね(どうでもいい)

こういった感じの演出はスピード感あふれて緊迫感があって良いですね。


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デイ・アフター・トゥモロー2018



原題は『SHANGRI-LA:NEAR EXTINCTION』。作品内容に合ってるしこのままで良かったのでは…。


[あらすじ]
近未来。人間に寄生する“コングリング”と呼ばれる謎の生命体により、人類は滅亡の危機にあった。コングリングを駆除する光線を衛星から照射する“ミッドナイトサン計画”が始動するが、その影響で天候は激変。地球は氷河期に突入してしまう。ブリザードが吹き荒れる極寒地獄の中、希望の地“シャングリラ”を探す旅を続けるケイロと仲間たち。彼らは研究所の廃墟にたどり着くが、そこは恐怖の生命体が生まれた場所だった。そして彼らは、人類の運命に関わる恐るべき謎を知ることになる……。

 

予告編


これは2重のタイトル詐欺では無いでしょうか…。

厳密には氷河期パニック映画では無いです。


巨大寒波+エイリアン+西暦2549年+世紀末っぽさ=情報過多のSF映画


なんでこれにデイ・アフター・トゥモローなんて邦題付けちゃったのかなぁ…。

(今気付いたけど、「デイ・アフター・トゥモロー」って英語だからコレを邦題って言うのも無理がある…?まぁ、どうでもいいか)

謎の寄生生物が居ない安住の地が「シャングリラ」と呼ばれる場所でそこを目指す、という事での原題です。そのタイトルだと思って観始めてれば評価できる作品です。


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デイ・アフター・トゥモロー2020



原題は『ARCTIC APOCALYPSE』。翻訳すると『北極の黙示録』という事らしい。この方が終末感があって良いのに。

ちなみに、本編では飛行機も親子連れも関係ないです(笑)

[あらすじ]
温暖化による氷河融解が引き金となり、北半球を襲った未曾有の気候変動。ニューヨークで、パリで、超低温のストームが発生。瞬く間に、地球は極寒の闇に閉ざされてゆく。気象学者のマークと妻のヘレンは、破滅を阻止するため、必死で気象データを収集していた。その頃、娘のブリーは雪崩で埋まった大学に、学生たちと共に閉じ込められてしまう。救出のため、孤立した大学に向かうマークたち。その間にも、《絶対零度嵐》襲来の時が迫る。世界はこのまま、新たなる氷河期を迎えてしまうのか?

 

予告編



私は映画を観るときは物語や登場人物の言動の矛盾だったり粗だったりをツッコミ入れながら観るツッコミストなんですが、今回のデイ・アフター・トゥモローシリーズ(?)の中で一番ツッコミを入れたのはこの2020かもしれません。


そういった観点からは楽しくオススメな映画です(笑)

ツッコミスト御用達映画として、ネタバレ感想書きたいかな(笑)

後半、世紀末な世をはかなんでヒャッハーしちゃってる悪党どもが突如出てくるんだけど、どうにもそこからギャグ路線に変更したとしか思えない作り…、謎です。


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デイ・アフター・トゥモロー2021



原題『APOCALYPSE OF ICE』です。こちらも翻訳すると『氷の黙示録』。



[あらすじ]
2021年、新型ウイルスのパンデミックにより、世界中がロックダウンを余儀なくされていた。必死の研究を続けていたジルたち科学者のチームは、ようやく人類の希望となる治療薬の開発に成功する。だがそんな中、北極圏で発生した巨大寒波が、急速に成長しながらすさまじい勢いで南下を始める。ジルたちは、すべてを凍り付かせる寒波から治療薬を守るため、唯一の安全地帯である赤道直下のエクアドルへ逃れようとするのだが……。

 

予告編



もはや大寒波だけではマンネリ過ぎると思ったのか、あるいはコロナ禍に世に出すから時事問題を取り込んだ意欲作なのか…。


巨大寒波が来る前にパンデミックで人類ピンチ。

主人公を含む3人の研究チームが、世界中で研究しても出来ていない特効薬を発明した!これで人類が救える!!

でも、承認が下りていない!!

承認が何よ!!この薬が人類の希望!!大寒波に襲われない国まで行けば量産して救えるわ!!


という冒頭部分で思い込みの激しい主人公の性格が説明されます。

そして、本編中にパンデミックの様子は一切出てきません(笑)


冒頭からツッコミポイント多すぎるので、ツッコミストの皆さんはぜひ鑑賞をお勧めします(笑)


U-NEXT

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制作会社アサイラム


これらの作品を製作した映画会社アサイラム。

パクリと言ってしまうと身も蓋も無いのでリスペクトと言っておきましょうか。

低予算で工夫をこらした傑作を生み出す事で有名な会社です。


代表作はやっぱりコレでしょう。


熱狂的な信者を持つサメ映画。他にもサメ映画で色々な角度から楽しませてくれます。



デイ・アフター・トゥモロー2020では、道を塞ぐ氷を何とかするためにプロパンガスを設置し銃で撃って爆破しよう、と言い出す人物が居るのですが、「サメ映画の見すぎだ!」とツッコまれてしまいます。

この制作会社が破天荒なサメ映画を量産しているのを知っているとクスリと笑えるポイントですが、結局最後はこの方法を使う事になる事こそが笑えるツッコミポイントです(笑)


アサイラムは、ちょっと調べたら既視感が有るこんなのも製作している模様。私はまだ観たこと無い物もありますが、興味をそそられますね。

U-NEXT に有ります。邦題は「エアポート2022」のようです。
「エアポート」も西暦だけ増えていくシリーズですね。そちらに寄せられたようです。



Amazonプライムビデオ に有ります。
レンタルなのでまずは予告編を確認してみましょう。


注目のジャンルだからね、嘘はついてない(笑)





これは U-NEXT に有ります。
紹介記事がすでにアサイラム作品という事だけで成立している(笑)





これも U-NEXT にあります。


そうそう、パクリじゃないんですよ、アサイラム作品にはリスペクトと愛が籠もっているんです。




興味をもたれた作品はありましたか?

一週間の仕事で疲れた心をほぐすのにアサイラム作品は最適ですよ。

C級、D級を飛び越えてZ級映画が好きな方、ツッコミストの方はこの制作会社を覚えておいて損はありません!

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