【夏と言ったらサメ映画】ロスト・バケーション【MEG2公開記念】

暑い暑い夏と言えばサメ映画！！

この酷暑を乗り切る為に、美しい海の風景と襲い来るサメのドキドキで涼を取りましょう！！

記事タイトルにも書きましたが、『MEG』の続編公開記念という事でサメ映画入門編的な記事を書いてみます。

MEG ザ・モンスター(2018)

サメ映画の原典にして至高である「ジョーズ」の興行収入を超えたという「MEG」。

新作を鑑賞する前に予習・復習として観る方も多いのではないでしょうか。

私も少し前に観返しましたが、冒頭の潜水艇で未知の深海に行くくだりがタイタニック号沈没水域での潜水艇圧壊事故の時期だったので少々複雑な気分でした…。

さて、私はサメ映画が大好きで当ブログでも度々ご紹介してきましたが、この「MEG」はひと言も触れたことがありませんでした。

なぜなら。

これはサメ映画ではなく筋肉映画だから(笑)

予告編を観ただけでよく分かります。

25mの巨大モンスター級なサメですよ。

潜水艇の倍以上あるダイオウイカをガブリといくような、天敵の居ない生態系の頂点です。

機関銃やら爆薬やら猛毒やら文明の利器を駆使しても対等な戦いに持ち込めないような相手です。

それを、我らが主人公ジェイソン・ステイサムは己の筋肉だけで戦います。

完全にサメ映画ではなく筋肉映画です(笑)

こんな肉体、私も欲しい…。

そして、そんな肉体だけで25m級サメと戦っても全然死の気配が感じられないのはジェイソン・ステイサムだからでしょう(笑)

サメ映画初心者も安心して観ていられますね（笑）

MEG2も予告編では筋肉度が上がっている様子。これはこれで楽しみです（笑）

さて、実は今回ご紹介したいのはMEGではありません。

本格的な正統派サメ映画です。

ロスト・バケーション(2016)

いつもはC級～Z級サメ映画を好んでご紹介している私ですが、今回は珍しく初心者の方でも観やすい正統派サメ映画をご紹介します。

今まで空を飛んだり地面の中を泳いだり霊体になったりと様々なサメ映画を観てきましたが、今回はどんなトンデモ設定で楽しませてくれるのか！？

というような期待をすると裏切られます（笑）

そんな一般的（？）なサメ映画とは一線を画す作品です。

配給会社がコロンビア映画とソニー・ピクチャーズというだけでマトモだと気付くべきでした（笑）

原題は『The Shallows』。「浅瀬」ですね。

ヨットで沖に出てしまい泳いで帰れない、という絶望シチュエーションはありがちですが、サーフィンで普通に行き来する距離、泳げる距離なのに戻れないという「目の前に希望がぶら下がった状態での絶望」というのはなかなか精神的ダメージが大きいものです。

 

あらすじ

亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。医学生のナンシー（ブレイク・ライブリー）は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇は、一匹の巨大な人喰いザメによって、一転恐怖に支配されることになるー。脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの孤立した岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは―。

 

鑑賞時のポイントは以下の通りです。

●美しい風景

前半はこのビーチで上空から、水中から、サーフィンの躍動感を余すところなく映し出してくれます。

日本のしがない社畜サラリーマンにとって、『人生で一度でいいから行ってみたいビーチ』となりました。

●美しきヒロイン

主人公ナンシーを演じるのはブレイク・ライブリー。

（撮影時のオフショット）

ドラマ『ゴシップガール』のセリーナ役と言えば分かる人も多いのでは。

この美しさが美しい景色の中で余さず映し出されます。

●主人公の葛藤

医学生として母の死を目の当たりにして「救えない命がある」と人生を見失うナンシー。

「生きるために必死に戦った」と母親の強い意志を大切に想う父親の言葉はナンシーには響きません。

そんな中、死の恐怖に抗い生きるために必死に戦ったナンシーの想うところとは…。

先ほどブレイク・ライブリーの美しさが余さず映し出されていると書きましたが、それは「困難に立ち向かい戦う女性の強さ」があってこその美しさだと思います。

●カモメの名演技

これについては語りません。

緊張の連続では疲れてしまいますから、合間に癒やされましょう。

CGじゃなくて、本物だそうです。

●ノースタント

サーフィンはさすがにプロの人ですが、それ以外はほとんどブレイク・ライブリーが自分で演じたそうです。

特殊メイクが要らないくらい痣を作りながらだったとか。

緊迫さがリアルに迫ってきますね。

●血しぶき

いわゆる普通のサメ映画やゾンビ映画のように襲われて血しぶきがブシャー！と飛び散るようなシーンはありません。

ただ、海中ですので画面が真っ赤に染まる演出がされています。

グロさで言えばマイルドな感じです。

私の友人は「インビジブル」という透明人間の映画の血糊がバシャっと床にまき散らされるシーンで失神し身体がピクピクし始めて、隣の席でビビった経験があります。

血で失神する方や、苦手な方はそこだけ目をつぶるなどご注意ください（笑）

私は毎日歯を磨いて洗面台にペッと出すたび歯茎からの血で真っ赤に染まるので馴れた物ですが（笑）

…いや、笑えないｗ

●ツッコミどころはあるけれど

まぁ、あまり野暮な事は言わずに楽しみましょう！！

ご視聴は U-NEXT がオススメです（見放題作品）

Amazonプライムビデオ は300円レンタルでした。

暑い夏の夜にぜひ涼しさを感じてください！！