池袋の繁華街からほんの少し足を伸ばすと、閑静な住宅街に入ります。
雑司が谷
都内唯一の路面電車、都電荒川線が街の景色と融和する下町風情あふれるエリアです。
このエリアで七福神巡りができる事を知ったので、日曜の昼下がりに行ってきました。
地図はコチラ。
池袋駅から近いエリアに集まっていますが、吉祥天が少々離れていますね。
どのようなコースを辿るのがスムーズでしょうか。
有楽町線の護国寺駅からスタートする場合、吉祥天(清土鬼子母神)から西へ行くのが良いでしょう。
池袋駅からだと華の福禄壽(仙行寺)から東へ辿るのがスムーズだと思います。
せっかく行くなら路面電車に乗ってみたい!という方はJR大塚駅から都電荒川線にご乗車いただき(早稲田行き)、鬼子母神前停留所で下車いただくのが良いと思います。
地下鉄副都心線の雑司が谷駅も同じ場所ですね。
私は七福神巡りで印を押していく色紙が欲しかった為、雑司が谷案内処をスタートに選びました。
事前に検索したら他には鬼子母神堂、大鳥神社、清立院で販売されているようです。
それならエリアの中心地である「雑司が谷案内処」からスタートする事としました。
都電の鬼子母神前停留所、もしくは副都心線の雑司が谷駅から徒歩3分程度。
鬼子母神表参道の中程にあります。
大きな暖簾に「雑司が谷案内処」と記されているんですが、今日は看板でよく見えません。
気付かず素通りしてしまいそうです。
ちょっと雨模様だったので軒に看板を寄せただけかもしれませんが。
入ってすぐ色紙が置いてあります。500円です。
雑司が谷のシンボルであるみみずくの絵はがきと、案内処の目の前にある樹齢400年の欅の葉っぱで作られた栞を戴けました。
電子書籍で読む事が多い昨今、紙の書籍をこの栞で読み進めるのも趣があって良さそうです。
電柱よりも高い。
関ヶ原の合戦が1600年なので戦国末期~江戸幕府開闢の頃に植えられたという事ですね。
江戸時代に多かった大火を逃れてこうして残っているのは素晴らしい事です。
どの順序で回るか悩みましたが、実際に歩いたコースがコチラ。
番号順です。
仙行寺から同じコースで戻ってきて清立院に抜ければスムーズだったんですが、GPS的に同じコースを歩いたら線が重なって見にくいな、というブログでこの行程図を使う為だけに少々変則的な道順に。
結果、何も参考にならないコースになりました(笑)
スマホで地図を確認せず、先に載せた紙の地図だけで歩いていたので、最後曲がり角を間違えて遠回りしています(笑)
何だかんだで約4km歩いてましたが、参考にしないでください(笑)
恵比寿神(大鳥神社)
七福神の中で唯一の日本の神様。釣り竿ではなく扇子を持ってるんですね。
スタンプ台です。先ほど購入した色紙に押していきます。
恵比寿神ゲットです!
大黒天(鬼子母神)
こちらの仁王像はSDキャラかのようにデフォルメされたプロポーションが非常に珍しいですね。
元々、盛南山という寺の観音堂にあったものが寄進されたとの事です。
600年前というと室町時代。
1400年は室町時代、有名な足利義満の頃ですね。
凄いなぁ。
スタンプは大黒堂というおだんご屋さんの軒先にありました。
こちらには大黒天の像は見当たりませんでした・・・、と思って帰宅後に検索してみたら、こちら大黒堂の中に祀られているとの事。
リサーチ不足でした・・・。
大黒天ゲットです!!
そして、境内に佇む創業1781年という駄菓子屋さん。
お店のおばあさんと小さな子供が話してる様子がノスタルジックで心洗われました。
弁財天(観静院)
鬼子母神から北上して参道のような道を気分良く歩いてると、気付かず通り過ぎてしまいました。静かに佇む観静院。
奥には観音様も。
スタンプは門を入って右側です。
弁財天ゲットです!!
中野ビルってどういう事だ・・・?
都市型のお寺?
少々の疑問を感じつつ向かってみると。
紛れもなくビルだった!!
布袋尊のご由緒が。
近代の像かと思いきや、100年以上を経ているとの事。
七福神で唯一実在の人物ですね。
スタンプは無いのだろうか?
もしかしてビルの中に入るのだろうか?と思ってたらすぐ脇にありました。
蓋を開いてスタンプを押します。
布袋尊ゲットです!!
観静院とは別の意味で通り過ぎてしまうかも(笑)
一瞬、足を踏み入れるのをためらってしまいましたが・・・。
入ってすぐ右に福禄寿像が祀られています。
一般的にイメージする福禄寿と言えば耳たぶの大きなおじいさんですが、こちらにおわすのは随分と可愛らしいお姿。
「華の福禄寿」というのも頷けます。
スタンプ台を見て衝撃が・・・。
ここでも色紙を売っている!!!
ここで買えるなら、こちら仙行寺をスタートにすれば良かった・・・。
皆様、重要な情報です。
池袋駅から仙行寺に来て色紙を購入し、布袋尊⇒弁財天⇒大黒天⇒恵比寿神と東へ辿っていくのが一番スマートな道順だと思います。
ただし、ですが。
ガイドマップには地元の様々なお店が紹介されています。
効率的なコース設定だけではなく、地域の名所も訪れて街を漫喫してみるのも良いと思います。
こちら、正面の部屋に入ったら大仏様に見おろされて圧倒されました。
移動の途中で都電の線路を渡ります。
雑司が谷霊園は都心とは思えぬ緑あふれる穏やかなエリアです。
目的地の清立院が見えてきました。
見えてきましたが・・・、真っ先に目に入る看板が・・・。
【自動搬送式納骨堂】
毘沙門天で真っ先に思い出すのは上杉謙信。
こちらが自動搬送式納骨堂のようです。
モニターが設置されているという事は、カードをピッとやると納骨している小部屋の映像が映るのでしょうか。
都会的と言えば都会的なんでしょうが、お墓参りに来てモニターに向かって先祖を偲ぶというのは、(言葉が間違ってそうですが)風情が無い気がしてしまいます・・・。
さて、肝心の毘沙門天は、階段を上ってすぐの所の扉の向こうにいらっしゃいます。
自分で扉を開けて、必ず閉めること。
毘沙門天ゲットです!!
そしてこちらには毘沙門天のデフォルメされたキャラクターのスタンプもありました。
(押す紙が無かったので試し押しできませんでしたが・・・)
スタンプ押す時はどちらを押すかご確認ください。
何かが崩落したのか、規制されてるし構造物だったであろうブロックが積まれているし・・・、一見、物悲しさを感じてしまう様子です・・・。
吉祥天像は入って左側にあります。
この地で鬼子母神像が出土したという事です。
スタンプは、本堂の脇に、誰かの忘れ物かと思うくらい自然に置かれていました(笑)
吉祥天ゲットです!!
すべて回る事ができました。
御利益がありますように(不純な動機)
私がイマイチなルートを辿って1時間半程度。
美味しそうなパン屋さんとか寄り道しながらでも3時間程度の気楽に歩ける七福神巡りです。
休日のちょっとした散歩がてらにぜひ歩いてみてください。
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