9月10月も残暑どころか真夏の暑さで秋の行楽シーズンと呼べる季節も昔に比べて格段に短くなりましたね。
狛犬はどことなく厳つい。
学問の神様である菅原道真公をおまつりした天満天神社。
奥宮は森の中でひっそり佇んでます。
そんな異常気象の昨今ですが、絶好の行楽日和に遠足に行ってまいりました。
渓流川下りで有名な埼玉の長瀞へ。
池袋から東武東上線で寄居まで行き、秩父鉄道へ乗り換え。
先月、千葉の佐原に行った際も電車の時間がかかりましたが、こちらも良い勝負です。
車窓から川面に映える紅葉も綺麗に見えて気分があがります。
長瀞駅は古き良き面影を残す駅舎。
番線表記がノスタルジック。
まずは宝登山神社を目指して、駅前から続く参道を進みます。
長瀞は岩畳で有名な川沿いの商店街がメインストリートなようで、反対側のこちらは飲食店が何軒かある位ですね。
結構手前に大きな白い鳥居。
先月行った香取神宮も1.5kmほど手前に大きいのがあったっけ。
山裾にあたるのでずっと緩やかな上り坂。疲労するほどの角度では無いので良いのですが。
途中にあるかき氷が絶品との噂を聞きましたが、季節的にも断念。
境内の砂利を踏みしめる音に心を洗われつつ、階段を上ります。
竹の細工が凄い!
本殿は色彩的な派手さは無く、静謐のなか佇む品格に襟を正してしまう雰囲気。
ご由緒としては、日本武尊が関わっているとか。
甥っ子の中学受験は終わってるので今回は前をそのまま失礼させていただきました。
自然の中にある神社も趣深くて良いですね。
そのまま奥に進むとお稲荷様が。
一旦外まで戻り、鳥居の前から分かれ道へ進んでロープウェイの駅に向かいます。
こちらはそれなりな角度の上り坂。
歩道がほぼ無いに等しいので、特に小さなお子さんは気をつけてください。
乗り物に乗るのに券を購入することも稀になりましたね。
15分おきの運行という事で並んで待ちます。早めに並ばないと座れない…。
5分程度ではあっても、ロープウェイなのでそれなりに揺れます。
脚に不安のある高齢者の方などはご注意ください。
ロープウェイの駅から出ると、宝登山神社の奥宮の他に動物園があるようです。
行ったことがある同行者から『もの凄くショボイ(意訳)』と聞いていたので、入園料500円払うのも「500円の価値あるの?」と躊躇してしまいましたが…、結果としては満足でした。
ハムスターの橋渡りがシュール可愛い。
山羊やウサギなどはエサを欲しがってグイグイ迫ってきます。
売店で売っていたようですが手元に無かったので、エサをあげられない罪悪感に苛まれます。
なぜ動物園に来てこちらが居たたまれなくなるのか(笑)
サル園は上から見下ろす形ですが、見渡してみると子猿が多い!
夏が出産ラッシュの時期なんでしょうか?
母親の背に乗ったり毛繕いしてもらったりと可愛さに癒されます。
ただ、大人サル達は季節的なものか常なのか分からないけど威嚇しあい殴り合いで叫び声が飛び交ってました。
猿社会は世紀末バイオレンスの世界。
エサが売っていたので、子猿にあげたくなって購入。
芋の切れ端が10個くらい入ってました。
子猿の前に落としても大人が奪っていく!!!
なんだアイツ!
うまく子猿の前に落ちても、ビックリして逃げてしまうし、うまくいかない。
10個くらい投げて子猿が食べてくれたの1個だけでした。無念…。
そこから先は羊や鳥類のエリアで入り口に戻ってきました。
ハムスターは細い所に乗りたい習性でもあるのでしょうか。
なかなかに面白かったー。
さて、動物園を漫喫してロープウェイの駅に向かう途中に宝登山神社の奥宮へ続く道があります。
駅を挟んだ逆側からも登れます。
梅林の中を通るのですが、3月頃なら見事な景色が見られるのでしょうか。
奥宮は森の中でひっそり佇んでます。
お詣りを済ませてロープウェイで下界へ戻ります。
時間は12時半。
歩いて食事処へ行く間に混雑も少しズラせるのではと期待。
観光案内マップをもとに中心地から少し離れたお店を目指します。
目指しますが…、あるはずの場所に違うお店はありますが…、目当ての店が見当たらない。
どうやら別のお店になったようです。
とんだ時間のロスでした。観光案内所などで最新の情報をご確認ください。
仕方なく商店街に戻りちょっと探してみると、路地を入ったところにお蕎麦屋さんがありました。
天ぷら蕎麦を注文。
実は一週前も屋形船に乗って天ぷらを堪能したばかりですが、まぁ、美味しいお店の天ぷらならいくらでも食べられますね。
そしてかなりのボリューム!
非常に美味しかったです。
食後の散策として長瀞観光といえばココ!という川沿いの岩畳へ。
人が多すぎて写真を撮っても絵になりません(笑)
グーグルマップでみると秩父赤壁という場所が。
歴史好き私は特に古代中国史に傾倒しておりまして、赤壁と聞けばやはり三国志を想像しますよね。映画「レッドクリフ」も好きですが、その名前だけでテンションが上がります。
中国の本物の赤壁に比べればスケールはかなり小さいですが、そこは脳内補完で想像を張り巡らして楽しみます(笑)
普通の人なら川下りとかが気になるでしょうが、私はズレてるので…(笑)
帰りの電車まで時間があるので、宝登山側に戻りカフェを探します。
鯛焼き屋が中に入って座れるのでそちらで皆で休憩。
昭和歌謡や当時の洋楽が入ったジュークボックスがありました。
昭和生まれの私としては『昭和レトロ』ではなくリ『昭和アルタイム』(笑)
電車の時間が近づいてきたので時刻表を再確認したら、もうすぐSLが到着するらしい!
よく知らなかったんだけど、秩父鉄道はSLを走らせてるのか!
これは観たい。
急いで駅に向かうとホームに入ってくるとこ。
人が群がって外からだとサッパリ見えない(笑)
これは先にホームに入ってた方が良かったのか?と一瞬思ったけど、それだと走ってるところが見られないよな…。
そこで、線路の少し先の沿道に移動して走ってる動画を収める事ができました。
動画の最初でいきなり汽笛の大きな音がします!
ボリュームに注意してください!!!
いや~、鉄オタではないけど、SLは気分があがるね!
大満足で帰路につきました。
ふと気付く秩父鉄道の天井。
冷房がこの形の扇風機もまた、古き良き昭和でちょっと感動。
長瀞、とても良いところでした。
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