【夏の長野紀行】『逃げ上手の若君』聖地巡礼 諏訪大社4社巡り【2日目・前半】


※1日目はコチラ


2日目、8月15日。


6時半から朝食!

こういうホテルのビュッフェってワクワクして楽しいんだけど、起き抜けはあまり食べられない哀しい年齢…。

美味しそうなものが沢山あるのに!!!



当初の予定では午前中に松本城を散策、午後は諏訪大社のどこか一つでも、という程度の気楽な行程だったけど、甥っ子が諏訪大社4社すべて回りたい!と希望を述べたので、急遽行程変更。

漫画「逃げ上手の若君」を愛読している影響らしく、諏訪大社に並々ならない思い入れがある様子。

私は残念ながら読んでいないので分からないのですが。

かわいい甥っ子の希望は可能な限り叶えてあげたい叔父さんとしては、松本城への思いを断ち切り諏訪大社巡り行程の確認へ。


まずは初日に県庁の観光コーナーで貰ったガイドを確認。

諏訪大社は上社(前宮と本宮)、下社(春宮と秋宮)の四社からなる神社。

赤線で四角く囲ったところが神社、線を引いた所が駅。

これは…、かなり離れている…。




どうやって回るべき!?

バスは出てる?

歩ける距離?


これは難しいぞ。


下諏訪は両方巡って駅に戻るにはおおよそ3km。

100km歩いた経験を持つ私でも、旅行用の大きく重たいリュックを背負って強い日射しの中を歩きたくない・・・。


車を運転できない私(ペーパードライバー歴25年)は公共交通機関と自分の足に頼るしか無い。


色々と調べていたら、素晴らしい発見!レンタサイクル!


そうすると、選択肢としては2つ。

・下社と上社をまとめて自転車で一気に回る

・上諏訪、下諏訪それぞれで別途に借りて回る


検討のすえ、上諏訪駅、下諏訪駅それぞれで自転車を借りる事にしました。



それでは出発です。

ただ、松本城は諦めたものの一箇所だけどうしても行きたい場所が。


8時半にホテルを出発。



この辺りは手まりが有名なのですね。




四柱神社


景色が良くて天気も良くて朝から気分爽快です。





松本城のすぐ近く、四柱神社です。







天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

神皇産霊神(かみむすびのかみ)

天照大神(あまてらすおおみかみ)


公式ホームページ のご説明
御祭神の天之御中主神は御名のしめします通り、天の中央に坐します主の神として産霊神のはたらきを統一される神様です。
高皇産霊神・神皇産霊神は宇宙創造の根元の神様で、御神名の「むすびの神」は実をむすぶ、苔がむす等と同様に生産し、果実し、調和させる力を示します。造化の三神とも申し上げるこの神々の御力によって、天地万物が生成されたと言われております。
天照大神はこの造化の三神の御神意を地上に顕現される神様で伊勢の神宮、宮中賢所にも奉斎される最高至貴の大祖神様です。

 

日本神話では最高位の神々ですね。


まったくの余談ですが、50代以上の方で小中学生の頃に小説「宇宙皇子」を読まれた方いらっしゃいますかね?

天之御中主神はその作中にも出ていたような記憶があります(30年前の記憶なので違ってたらゴメンナサイ)


天之御中主神。すなわち『天の中心におわす神』というその御名だけで、今で言う中2病の心がどれだけ高ぶったか(笑)


これは新しくした御朱印帳の最初を飾るのにふさわしい神社だ。




狛犬は優しいお顔。




縁結びは私にとっては最重要案件です。

この後の行動が詰まっているので、9時に開く社務所の御朱印受付に一番で並びます。

10分前なのに、群集心理なのかそれを見て後ろに凄い列が出来ていく…。

自分が先頭で後ろに列が出来た時に心配になるのは、ホントに受付がココで合ってるのかどうか(笑)

ちゃんと合ってて一安心。


普通であれば御朱印帳を託した際にお金を渡すのですが「後ほど」と言われました。


その理由は御朱印帳を戻していただいた際。


「お気持ち」を頂戴しているとのご説明が。


これは!先頭に並んだことが裏目に出た!!

後ろに並べば他の人がいくら渡しているか分かったのに!!


一般的に御朱印は500円、季節限定などの物は1000円が相場ですね。

なので、500円を準備していたのですが…、神の御前でケチるものでも無いので、咄嗟にお札を出して1000円とさせていただきました。

こういう不意打ちは本性がバレるので怖いな~。



デザイン的には究極シンプル。

至高であればあるほど、余計な物をそぎ落とした美という事ですね。





上社・前宮


松本駅に戻り、普通列車で上諏訪へ向かいます。



というわけで上諏訪駅に着いたんだけど、人が多い!とてつもなく多い!

今日は諏訪湖の花火大会!!

とんだ日に来てしまった!!


観光センターの方にレンタサイクルの事を訊いたら、今日は花火対応で貸し出し中止との事!!

なんという事だ!!


係りの方が「隣の茅野駅だったら営業している」と教えてくれたけど、どうしよう・・・。

茅野駅までは5分後に電車があるんだけど、普通列車ではなく特急列車!

次の普通列車は50分後!

ここで一時間近くロスしたら4社を回れない・・・。

苦渋の決断だけど、たった一駅、隣の駅に行くだけで特急料金760円を余計に払いました・・・。



茅野駅到着。

レンタサイクルは営業してるけど残り1台しか無いとのこと!!

またもや、なんという事だ!!

こちらは3人・・・。


なんかとことんツイてないな。



もう仕方ない。タクシーを使うしか無い。

まぁ、自転車1台につき1時間1000円(3人分で2時間6000円)な事を考えると、タクシーの方が結果的に安あがりか・・・。と自分をごまかす。


茅野駅前のタクシー乗り場から諏訪大社・前宮まで移動。

女性の運転手さんだったんだけど、諏訪大社のお祭りの事とか色々と気さくに説明してくれて良かったです。

会話を楽しんでいる間に前宮に到着!!









十間廊という建物で、毎年4月に諏訪上社最大の神事である「御頭祭(おんとうさい)」が行われる舞台との事。
75頭の鹿の頭を神前に供えた、と説明がありました。
現代の価値観では奇祭に思えますが、かつての狩猟文化の中では自然な事だったのかもしれません。
どのような信仰によるものだったのか興味をひきますね。



公園のように整備されています。近隣に住んでたら休日に犬の散歩とかしたい所。

良い眺め。

まずは本殿にお詣り。


4社の中で本殿があるのは前宮だけなんだとか。



向かって左手に控えめな感じの清流が。
ご由緒によるとご神水として大切にされていたとの事。




清流に沿って上ると二の御柱と奥に三の御柱が。


この二の御柱、坂の途中に立っているのに垂直なんですよね。
現代の技術ならまぁ、分からないでもないですが、遠い昔の人達はどうやっていたのでしょう。




本殿の柵にヒッソリと。夏ですね。

本殿の裏を通り反対側へ抜けると四の御柱。


その手前に一の御柱。



御柱は社殿を囲むように4本、諏訪大社4社すべて同じ作りで合計16本との事。


このあと本宮に行ってから分かるのですが、本宮のあまりの人の多さ、観光地的な賑わいと対比して人も少なく緑深い中に静かに佇む圧倒的な静謐の空間でした。

前宮と本宮は「静と動」と言っても過言では無いくらい。


その対比が気になって、帰宅後に前宮について検索してみました。

AIによる回答
諏訪大社の上社前宮(かみしゃまえみや)は、諏訪信仰発祥の地であり、御祭神が最初に居を構えられた場所といわれています。
■由来と歴史の特徴諏訪信仰の原点
本宮(ほんみや)に対して「それ以前にあった宮」という意味や、最初に神様が住まいを構えた地とされる。
■かつての中心地
古くは、この前宮の地で上社のすべての祭祀が執り行われていた。
■大祝(おおほうり)の居館
かつて神殿の周辺には、諏訪大社の祭祀を司った最高神官「大祝」の居館や多くの関連建物があった。
■ミシャグジ信仰
古代からの土着の神である「御左口神(ミシャグジ)」など、自然や石・蛇などを祀る古い信仰の根幹が息づいている場所。

 

まず一つ目から衝撃。

「前」と「本」と付けば、やはり「前」は前段とか入り口とか、格という意味では下がる物と思い込んでしまいますが、「前からあった」というのは衝撃。


甥っ子がこの諏訪大社で御朱印集めデビューを飾りましたが、「御朱印帳をいただくならやっぱり本宮だよね」なんて話していましたが、違いましたね。

諏訪大社はどこか1つ行ければ、と思ってただけだったので、リサーチ不足でした…。

大いに反省。

それもあって、YouTubeでも諏訪大社の動画をかなり観ました。都市伝説も多く、ミシャグジ信仰も取り上げている動画もあり、興味深く拝見しました。

行く前に観るべきだった…。

これはもう一度訪れないと。



上社・本宮


ここから本宮へ移動!

約2kmを歩きます。

この日差しの中、巨大なリュックを背負って・・・。



途中に北斗神社なる幟が!!

気になる!!


「北斗神」まで聞いてしまえば血が騒ぐ50代(笑)

ただ、この階段!


200段ほどあるらしい。

これはお詣りしたいけど…、ムリだ…。


ただ、甥っ子は男子中学生!!!

血が騒いだようでダッシュで駆け上がっていきました(笑)

身長は172cmの私に追いついたくらい大きいのに、中身はまだまだ子供。

「身体は大人!頭脳は子供!」ではどこかの名探偵とは真逆だ(笑)


こちら帰宅後に調べてみると、四柱神社と同じく天之御中主神が祀られていました

天の中心に座すという事で北極星信仰と結びつき「北斗」という社名なのでしょうね、きっと。


三の鳥居。ここから表参道かな。




本宮に到着。




入り口のすぐ左手に気になる立て看板が。

吉良上野介といえば『忠臣蔵』で有名な(物語の登場人物として)日本を代表する悪役。
そのお孫さんのお墓が吉良家の領地であった三河とは関係の無いこの諏訪の地に?


どうやら討ち入りされた咎で連座させられ、諏訪高嶋藩に預けられたんだとか。


有名な松の廊下事件で上野介が隠居するにあたり18歳の若さで吉良家の当主に。討ち入りの際に重傷を負い、討ち入り後の幕府の裁定で吉良家を取り潰され流刑、21歳で病没するという現代であれば高校生~大学生という一番楽しく気楽な年代に、想像を絶する境遇を生きた人のようですね。

忠臣蔵のドラマや映画は数多くあるけど、吉良家の側から見た作品はあったのかなぁ?

物事は両面から見て初めて厚みが出るね。


気安く素通りして良い場所ではありませんでした。



それでは、境内に入りましょう。



布橋を通ります。かつては最高位の神官「大祝」だけが歩ける廊下だったようです。
その際に床に布が敷かれた事から布橋と呼ばれるようになったんだとか。



1300個の風鈴を吊るし参拝者に涼を感じてもらおうと地元小学生なども参加して2025年夏から始めた取り組みらしいです。
涼を感じるだけでなく、壮観な眺めが圧巻です。




本宮には本殿が無いとの事。

背後の神体山(守屋山)を拝する自然信仰による物だそうです。

まずは拝殿でお詣り。



すぐ脇に気になる建物が。


ご神体山に向かって祈祷する場であるという事です。


こちらの社務所で甥っ子は人生初の御朱印帳をいただきました。


念願の諏訪大社、夏限定のものらしいです。これもいいな~。



なんか時間が無いからと、御柱を見て回るのを失念してしまいました…。



ここからは駅まで戻らないとならないので、タクシーを呼びます。

かなりおじいちゃんドライバーさん。

名前を伝えるんだけど、配車時のモニター画面が消えたみたいで無線で問い合わせるも「なんで名前も知らずに行くんだよ!なんで消したんだよ!」って向こうから聞こえてくる。

ドライバーさんも勝手に消えたんだけど、って言うも面倒になったのか無線オフ(笑)


ちょっと、揉めないで(笑)


お客様に聞こえるってのに、ひどいのが居るんですよ。

配車係、一人は良い人なんだけどもう一人は・・・、って愚痴を聞いた。

うんうん、分かりますよ、よく分かります。って同意して(笑)


おじいちゃんすごい良い人で花火の話しを色々してくれたり、駅前のだいぶ手前でメーター切ってくれたり、ほんとに聖人だった。

おじいちゃんに幸せが訪れますように。



何だかとても長くなってしまったので一旦この辺で切ります。

この日はあと3箇所の神社を巡ってるので、後半も長くなる予定(笑)


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