【購入】お値頃なヘッドマウントディスプレイ「サンコー EYE THEATER FOCUS」

以前、ホームシアターの魅力 をご紹介しました。

映画好きにとって視聴環境というのは重要ですよね。


私は映画をしっかりガッツリ観たい時はプロジェクターで、ネットで情報収集したりSNSの確認したりしながらの「ながら観」はPCで、布団に横になって寛ぎながら観たい時はテレビで、という風に狭い部屋ながら3通りの視聴環境を整えています。


今回、第4の環境を手に入れました。

ヘッドマウントディスプレイ、サンコーの「 EYE THEATER FOCUS 」です。


読んで字のごとく、頭に被るディスプレイです。

プロジェクターは家族や友人と映画を観たりゲームをしたりライブやスポーツ中継を映したりしてワイワイできますが、コレは完全に「独り」の世界に没入するだけの寂しい独り身向けアイテムです。
まさに私向けです(笑)

プロジェクターやテレビと違い目元をすっぽり覆うので映像に集中できます。
広告によると見え方は「120インチを4m離れて観る感じ」との事。
覗いてみると実際に画面までの距離は感じられて、プロジェクターほどの大画面感はありませんでした。
もっと高額な製品だと2mの距離を謳っている物もあったので、値段なりの性能なんだと思います。

映画館で例えると「後方の座席に座ってる感じ」かな。
前方の席だと見上げる大画面、後列だと全体が見える、といったところでしょうか。

ですので、この製品の楽しみ方は大画面感よりも没入感が正解なようです。



注意点は、この製品はいわゆる「VRゴーグル」ではありません。
「VRゴーグル」はジャイロセンサーにより顔を動かすと映像がそれに追従する、という物でプレイステーションやPCでゲームも遊べますし、皆さん体験した事はなくともご存知かとは思います。
この製品はジャイロセンサーが搭載されていないので、端的に言って単なるモニターです。
ですので、使用用途としては「映像を鑑賞する」「(VRではない普通の)ゲームを映す」になります。


製品を検討するにあたって「動画配信サービスを利用して映画を観る」事を最優先事項としました。
VRゲームはおまけ、出来ればラッキー程度で。
ケーブルも鬱陶しくなりそうだからと最初はスタンドアロン型にしよう、と調べていましたが、動画配信サービスに対応するアプリが無さそうだったので断念。

安い物ではゴーグルの部分にスマホを差し込んで簡易的なVRゴーグルにする3千円程度の物もあり、「お試し」としてはそれでも良かったのですが、まぁ、お試ししたところで最終的にはちゃんとした製品が欲しくなるのは間違いないからいいかな、と(笑)


購入したのは「 サンコーレアモノショップ 」という一風変わった商品を扱うお店。
私は 秋葉原にある実店舗 で購入しました。

税込み1万9千800円。
いわゆるVRゴーグルは大体4万円以上するので、特に興味ないVR機能にプラス2万以上出すのもバカバカしくなったというのも、この製品にした決め手の1つでした。



 開封の儀


外箱にはロゴもメーカー名も付いておらず、ケーキを買ってきたかのようです(笑)

箱を開けるとケースが出てきます。
持ち手が付いてて持ち運べるようになってます。

下に本体が、上蓋のポケットにコード類が入ってます。

付属品は説明書とレンズ用の布巾。
ケーブル類は左からイヤホン、USBケーブル、HDMIケーブル。



 本体の確認

前面から。

上から。
これはレンズを自分の目の正面に捉えるよう、左右に動かす調整バーです。


一応、眼鏡をかけたまま使えました。
レンズの外周はピント調節の絞りになってます。

外部入力は2つ。
左がUSB。いまどきタイプBというのもちょっと・・・、と思いますが、充電時に使います。
右側がミニHDMI。私はFire TV Stickを挿しましたが、レコーダーからの出力を挿せば録画した番組や放送中のテレビ番組を、PS4やSwitchからの出力だとゲーム画面が表示されます。(SwitchはHDMIコネクタではなくUSBコネクタを使うためケーブルの変換が必要です)


底面には音量と輝度の操作パネルが。
目盛りは0~100。5目盛りずつの移動でした。

本体横にイヤホンジャック。自分の好きなヘッドホンを使用できます。



 Fire TV stickと接続してみる

Fire TV Stickからの映像を映してみます。

ケーブルは片側が本体に挿すミニHDMI。反対側はレコーダーなどの出力端子に挿す通常サイズのHDMI。


Fire TV Stickは通常サイズのHDMIをテレビやプロジェクターの入力端子に挿します。
繋ぐためには両端がメスのコネクターで中継する必要があります。


こうして・・・

こうすると・・・

Fire TV StickからミニHDMIまで繋がりました!


それでは本体に繋いでみましょう!


映った!!
映りました!!

ひとまずはレンズ周りのピント調節機能で見やすく合わせます。
レンズを覗きながら調整するというのはクッションと顔の間のスペースに指を入れて・・・、というやや大変な作業でした。

ピント調整により裸眼で見えないか試してみましたが、ちょっと厳しかったです。
これは完全に個人差だと思うので購入した人によりけりですね。



これで契約しているAmazonプライムビデオ、NETFLIX、U-NEXTは観られます。
お試しでアニメを一話観てみましたが、アニメだと大きく感じられてなかなか迫力あります。
映画の字幕も問題なし。ハッキリくっきり読めます。


続いて、PS4を繋いでみました。
HDMI出力出来る物であれば何でも映し出せます。
最近毎日プレイしている「龍が如く7」をやってみます。

おぉ!変な感じ!!
ちょっと酔いそうです(笑)

ここで気付いたのは、画面の左右の端が歪んで見えて、パラメーターなどの情報があると読めないという事。
レンズの端が私の視野よりも狭いという事なのか・・・。
アクションとかシューティングとかなら問題なさそうですが、信長の野望とか小さな文字が飛び交うゲームは厳しそうです。
ゲームで初めて気付いたので、映画などでは全然気になりませんでした。
おそらくは個人差なのでしょう。


こうなってくると冒頭で書いた第4の使い方も決まってきます。
布団に入って仰向けに寝ながらテレビやビデオや映画などを映す、です。
部屋の電気も消し、テレビも消していながら映像が観られる。
寝落ちの危険性は高いですが、週末にでもチャレンジしてみようと思います(笑)


2万円とお試しするにはお値頃価格のこの製品、新しい視聴スタイルを確立できる優れものでした。
気になる方はぜひご検討ください!!

コメント