【神社巡り】聖神社から和同開珎ゆかりの遺跡群を巡る旅行記(埼玉県秩父市) 後編

前編で聖神社を散策してみました。

後編では周辺の遺跡を巡ります。 


製和銅採掘露天掘跡


和同開珎にゆかりがある神社なら、やはり和同開珎の遺跡などもまわらないとなりませんね。
それにより御利益も完全な形になると信じて(御利益なくなりそうな考え)


まずは聖神社から少し登った所にある和銅採掘露天掘跡を目指します。



秩父市のホームページに有った地図だけが頼りです。

本来は神社の前の道を上った所から行けるらしいのですが、工事で通行止めされていたので、セブンイレブンに戻る途中のルートから進む事にします。


この道で合ってそうです。
610mなんて歩いてすぐに思えますが、山道ではまったく当てになりませんね。


ここに聖神社前の通りの通行止め看板が立ってました。
指定された迂回路を上っていきましょう。



のどかな田舎道ですが所々に案内が設置されているので間違いは無いでしょう。





民家裏の細い上り坂…。合ってる…?


せっせと登ると案内標識が。間違い無いようです。青い矢印が遺跡へ、赤い矢印が駅への方向で使い分けられています。親切。


養蜂場が!どこで蜂蜜売ってるんだろ?



途中にあった案内板の地名の話しに書かれていた「どうねんぼう」という場所がまさにここらしいです。



ところどころに設置されている案内板。







あちこちに栗が落ちてます。拾ってる方も。






突如として和同開珎の巨大モニュメント!
直径4m。思った以上にデカいです。



何人かの方がいらっしゃいましたが、このモニュメントを見て帰っていかれます。
ただ、この解説を読むと本来の目的は「掘り跡」のハズ。


(拡大)おみくじに青い色でムカデのマークが書かれていましたが、ちゃんと由来のある物だったのですね。





モニュメントには沢山の小銭が置かれていたので、私も、天に開けそうな良い場所に10円玉を置いて(矢印)願ってきました。



掘り跡はどこだろう?とキョロキョロしてみると、立て札が。



先ほどの案内板によると坑道のような物をイメージしていましたが、入り口はもう土で塞がれてしまっているのでしょうか。ちょっと残念。


遠くにもう一つの立て札が。


沢の水はとても澄んでいて綺麗。
多分、この沢で採掘した物を洗ったりしたんだと思います。


帰宅後に知ったのですが、この水で洗った硬貨を聖神社のお賽銭箱に入れると御利益アップとの情報。
しくじった…。



和銅製錬所・金山の坑道



次に、黒谷の銅製錬所と金山鉱山跡(坑道)を目指します。


改めて地図で見てみると正直言ってかなり遠い…。
一瞬行かなくてもいいかな…、なんて頭をよぎりましたが、やはり縁の場所はすべて訪れる事が金運UPには重要!と思い行く事にしました。

この決断が後にあんな大変な事になるとは…。


山の頂上を回るルートではかなり時間を食いそうなので、麓から登る事にしました。
まぁ、緑の線は車道を現してるようなので、多少の急坂でもなんとか頑張るとしましょう。

あの遠くに見えている一際高い山は何山なんだろう?


ヤギさんが。


少々道に迷いましたが、ヒッソリと案内標識を発見。


山ホントにこの道で合ってる…?


合ってる…?




合ってた。


よし、このまま登っていこう。




整備された舗装路をイメージしてたんだけど…。


蝉と鳥の鳴き声しか聞こえない静寂の中をただ独りひたすら登り続ける。
熊などの野生動物に遭遇する心配は一切してないけど、心霊的な心配は酷くなる(笑)
静かな山の中にただ独りというのはもう怖い。
神の存在を信じる程に圧倒的な山の威圧感とでも言おうか…。


あぁ、来るんじゃ無かった…。あの時の決断は失敗だった…。



地図の赤丸と同じ場所に標識があってかろうじて現世と繋がってる感じ。

もう息も絶え絶えです。
心臓がバクバク、太ももも筋肉痛のような痛みで震えてきてます。
そして、肌に怖い柄の蚊が止まるのを退治するのに必死でした。怖いよね、蚊は。


獣道のような道をどれくらい登ったか分からない頃、辿り着きました、製錬所です。







え~…っと…。
製錬所が有った事を偲ばせる遺構は何一つありませんでした。
鉄柵で囲われてるだけで、太古に想いを馳せる材料が何一つありません。
映画「もののけ姫」みたいな物を想像した訳ではないけど、さすがにちょっと残念…。


こうなったら坑道まで頑張ろうか。
でも、脚も心臓も限界を迎えてるし、正直、山の中に独りで居るのは怖い(霊的に)
ただ、もう少し登れば整備された道に出そうな気がする。

という葛藤の末、降りるより登った方が舗装路に近そうだ、との思惑からこのまま登る事にしました。
まだ頑張らねばならないので、スポーツドリンクで水分補給をして態勢を整えます。

さて行こうか、と思った瞬間に突如!
胃が痙攣して暴れ出し、強烈な吐き気が襲ってきました。
山中だし自分しか居ないし戻してしまった方が楽かな、と思ったけど、早めの朝食を食べたきりなので胃の中に何も無かったのか、唾しか出てきません。

少しして落ち着きましたが、「なんだろう…、太古の人の霊がここから進むなって勧告してきたんだろうか…」と背筋が冷たくなります。

まぁ、水分補給もせずにいた中で急に水分入れて胃が驚いただけだと思いますが。

とは言え舗装路に出るには登るしかありません。
勇気を振り絞って歩き始めます。



なんだろう、朽ちた木?橋?


震える脚を叱咤して必至に登ると、一つ目の坑道がありました。


え?これだけ広い山の中でこんなヒッソリした坑道なの!?
どうやってこの場所を発見したんだろう!?
これは流石に太古の人をこの景色に重ねてしまうほどに見とれてしまいます。


まず間違い無く塞がってるだろうけど、この奥を覗く勇気はありませんでした。
覗いたら最後、どこかへ引きずり込まれそうな恐怖におののきます。

坑道一つでこれほど圧迫感があるなら、このまま残り4つを見に行くには身も心も魂も限界。
とりあえず一つ見れて良しとして、来た道を下る事にします。

登山やる人はご存知だと思いますが、実は登るより降る方が大変だったりするんですよね。
特に脚がプルプルしてる状態で足場が不安定な所に脚を出さなければなりませんから。

しかも唯一脚を置ける場所に!!

イガ栗が散乱しているという罠!!
踏むと痛いんですよ、これ。

神よ、何故このような試練をお与えになるのですか…。

この頃になると、「このまま山を降りたら平安時代にタイムスリップしてたりして」なんて妄想も膨らみます。
まぁ、現代に居るより充実した生になるんじゃないかなー、なんて、実現しても良いと思えてきたり。


そんな事を考えながら必死に降りたら、現代の建物が見えてきました。


あぁ、やっと帰ってきた…。

もう、シャツもズボンも絞れるくらい汗をかいてます。
呼吸は乱れたままです。
脚はプルプルしてます。

世が世なら、山の中から里へ紛れてきた落ち武者です。

ここに来る途中に見かけた温泉宿を思い出し、日帰り入浴が出来るか行ってみます。



受付の女性の方は、全身汗ビショビショで息も乱れたオッサンの乱入におののいてそうだったので、「製錬所跡地に行ったんだけど、大変なとこですね」と雑談めかして説明してみました。
してみたんだけど、「そうですか…」とほぼ反応ゼロ。
余計な事は言わない方が良かったか。

日帰り入浴は無事に入れました。
平日の昼間なので貸し切りです!

お世話になったのはコチラ、ゆの宿 和どう さん。


こんな素敵な露天風呂を貸し切り!!

平日の!!
昼間に!!
皆が仕事してる時間に!!
こんな温泉!!!
極楽!!!

このまま日本酒が呑みたい。

身体は生き返ったけど。
下着とTシャツは替えを持ってきてたけど。


ズボンがびっしょりグッショリ!!
これを履いて帰るの嫌だなぁ…。
今度から歩く時はズボンの替えも持つことにしよう…。


後はお昼ご飯を食べて帰ろうと思ったけど、この辺一帯は何も無い。
本当に何もない。

乗り換え駅で何かあるといいなぁ。



おまけ


イヌ派の私でもメロメロになる可愛い子が。





この辺の子かな?
人にかなり慣れていました。

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