【ウォーキング】都電荒川線の線路に沿って端から端まで歩く

2025年8月24日。

気温が35度を超えた11時からウォーキングし始めるという愚挙を敢行。


いつものウォーキングなら都心から郊外に向かって25kmくらい歩いて、日帰り温泉で真っ昼間から露天風呂と風呂上がりのビールを満喫して電車で帰宅、というコースなんだけど、さすがにこの気温で25kmは厳しいと思い、10kmから15km程度でどこかを歩こう、と調べてみたら。丁度良いコースがありました。


という訳で今回は東京都内で唯一残っている路面電車、都電荒川線の線路に沿って早稲田から三ノ輪橋まで歩きます。

懐かしき車体。私の幼少期よりもう少し前かな…?



営業キロ数は12.2kmとの事。

道を多少逸れるとしても15km程度でしょう。ウォーキング強度としては軽い部類。



以前記事を上げた 山手線一周ウォーク ももう4回ほどやりましたが、その40km超に比べればカワイイものです(笑)




スタートは早稲田

都電荒川線の愛称は『東京さくらトラムですが私はそう呼んだ事はありません(笑)

ただ、駅番号のロゴなどは桜があしらわれています。



停留所の数がハンパない…。辿り着けるのか!?


かつて隆盛を極めた路面電車が廃止に追い込まれたのは自動車の普及が大きかったんだとか。

車道で電車と自動車が混在していたら、事故が起こらない訳ないですね。

荒川線だけが残ったのは、線路の殆どが自動車と被らない専用軌道だからとの事です。

ちゃんと車道と線路が分けられています。


そして、歩き始めて気分が乗ってきたせいですぐにやってくる面影橋停留所の写真を忘れました…。




専用軌道に入るため車道を横切ります。


かの有名な神田川。


水は澄んでて綺麗。

3つめの停留所は学習院下

この写真の左手にある道路を挟んだ向かいに区立の中学校。その向こうに学習院があるようです。


この先にある千歳橋に立つと、この区画が拡張工事を行っている事が分かります。




遠くに池袋のランドマークタワー、サンシャイン60が見えますが、最近再開発が進みタワーマンションが林立したせいで埋もれてしまっています。

私が4歳の時に開業した為47年の付き合いですので、心の原風景はサンシャイン一つだけが高くそびえ立っている姿です。

ちょっと寂しいですね…。


話しが逸れました。

この工事ももう何年やってるんだろう?

10年以上経ってる気がする。

いつ頃に何が出来るのかサッパリ見当が付かず…。


4つめの停留所は鬼子母神前

地下鉄副都心線に乗り換えできます。


鬼子母神さまは停留所からすぐなのでお詣りしていきます。



5つめの停留所は都電雑司ヶ谷

近くに地下鉄副都心線の雑司が谷駅があるので、こちらは都電と付いているのでしょう。



雑司ヶ谷霊園に眠る著名な方、Wikiに載っていましたが、浅学な私でも知ってる名前の方でもこれだけいらっしゃいます。
夏目漱石
千葉重太郎
ジョン万次郎
竹久夢二
小泉八雲
永井荷風
東條英機
金田一京助
野沢那智

霊的にも強く守られてそうな土地ですね…。


池袋が近付いてきました。

この辺りから気になり始めましたが、なんかコンクリに蓄積された熱で足首から下が熱い!!

靴底のゴムが溶けてしまうのではないかと思うほど!!

鉄板の上を歩いているような気分です。



6つめの停留所は東池袋四丁目(サンシャイン前)

地下鉄有楽町線に乗り換えできます。



工事区間は道を進んで良いのか逸れなければいけないのかよく分かりません。


7つめの停留所は向原

私は詳しくないのですが、女子プロレスに精通されている方なら興味をそそられるのではないでしょうか。

停留所のすぐ脇にあります。




ここまでの道のり。
鬼子母神への寄り道はありますが、ほぼ線路に沿って進めてます。






ここから大塚駅まで沿道に薔薇が植えられています。

シーズンを過ぎてしまっていたのでほとんど枯れていましたが、5月上旬が良いようですね。



JR大塚駅のアトレ前を通過。

8つめの停留所は大塚駅前


上を交差して走ってますが、JR山手線に乗り換えできます。



知らないお店を見つけられるのもウォーキングの醍醐味ですね。

ジェラート気になる…、今度行ってみよっと。



9番目の停留所は巣鴨新田

あ!有名なおにぎり屋ぼんごの写真撮れば良かった。
線路沿いにあります。


ここを過ぎると民家の間をすり抜けていく区間に入ります。



やっと10番目。庚申塚


停留所に直結のお店が。甘味処いっぷく亭さん。

おはぎが有名なようです。

ここから『とげ抜き地蔵』が近いので、帰りに立ち寄ってみるのも良いですね。



11番目は申塚


地下鉄三田線と乗り換えできますが、地図で見ても駅はちょっと離れてるかな。







12番目は西ヶ原四丁目

ここも美味しそうなカフェがすぐありますね。cafe&baru Tram( カフェ アンド バル トラム)さん。



都電に乗ってる時はこのクネクネがいい感じです。


途中でスカイツリーが見える場所がありました。

都電とスカイツリーという組み合わせも珍しいかな?

電線が多かったので、次に元気な時はポジションをもう少し探してみます。


この写真を撮ってた時に後ろから来て立ち止まってくれた心優しい美少女さんが停留所に行ってしまい、写真を撮る際にまるで盗撮してるようで落ち着かない…。

「違うんです!アナタではなく停留所の名前を撮ってるんです!」という雰囲気を醸し出してみたんですが伝わったでしょうか(笑)


13番目は滝野川一丁目
まぁ、スカイツリーをバックに都電の写真を撮ってる姿を見られたくらいだから、鉄オタだと勘違いしてくれていると信じましょう…。





14番目は飛鳥山

いよいよ東京さくらトラム最大の名所、飛鳥山公園に来ました。
江戸時代には八代将軍吉宗が桜を植樹して江戸っ子に開放した事から桜の名所として栄え、明治時代には渋沢栄一が居を構えた事で有名です。


ここから車道で一般の自動車と唯一併走する区間に入ります。




この時点で約7.5km。
ちょうど半分くらいですね。先に進む前に飛鳥山公園で一休み。
公園の中の池は水遊びをする親子連れで一杯でした。


キッチンカーも出ていて、私はフラフラとかき氷の幟に吸い寄せられてしまいました…。

サッパリしたかったのでラムネです!!

生き返った!本当に生き返った!!
ただ、日陰を探して座って食べてたら親子連れの近くしか場所がなく、私のかき氷を見た子供が「食べたい!」と騒ぎ出してしまったため、お母さんには悪いことをしました(笑)



併走区間はそれほど長くはないです。


タイミングがちょっとズレましたが、都電と都バスが併走するというのも面白いですね。


坂を下っていくと、京浜東北線と新幹線がまとめて撮れました。分かりにくいですが。


王子駅ではJR京浜東北線地下鉄南北線に乗り換えできます。



ちょうど半分、15番目は王子駅前

私が高校生時代を過ごした青春の思い出深い街です。
ちょっと見た景色は時が止まったかのように昔のままでした。








ここまでは通学コースだった事もありよく知った場所でしたが、ここから先は行った事がありません。

16番目は栄町


巨大なホームセンター、凄く羨ましい…。
今度行って見よう。



17番目は梶原

ここから先は一直線の道なり。



大塚駅前もそうでしたが、こちらでもバラの育成に力を入れている様子。


18番目は荒川車庫前



道路からちょっとだけ覗いてみます。



古い車体を飾ってある都電おもいで広場。





50代の私にとってはこの黄色い車体こそ都電だな~。


中に入れるようです。




19番目は荒川遊園地前



私が幼稚園の頃、45年も前に親に連れてきてもらっていたようですが、もう記憶にありません…。
停留所の前は広場があるだけ、盆踊りの櫓が建っているようですが、それだけです。
どこに遊園地が?廃園になっちゃった?
と思いながら通り抜けました。
家に帰ってから調べたら、広場の奥にあったようです→あらかわ遊園

先に気付けばちょっと見に行ったんだけどなぁ。残念。





20番目は小台

大きな交差点に面しているのでちょっと遠くから撮影。


21番目は宮ノ前




停留所前に立派な鳥居が!!

当然お詣りさせていただきました。


こちらの目の前だから停留所名が宮ノ前なのでしょうか。
こういった神社との出会いもウォーキングの醍醐味の一つですね。
歩く時に御朱印帳も持ち運ばないとダメだなぁ。


神社から出て間もなくのマンション前の植木のインパクトの大きさに思わず立ち止まってしまいました。





蕾みなの?花なの?実なの?

タコさんウィンナーを彷彿とさせる可愛らしいフォルム。

これは一体何なのか…。




上を走っているのは日暮里・舎人ライナー。



22番目は熊野前(東京都立大学荒川キャンパス前)


日暮里・舎人ライナーと乗り換えできます。



23番目は東尾久三丁目









24番目は町屋二丁目


この辺りは似たような景色で変化が無い…。




25番目は町屋駅前


京成電鉄、地下鉄千代田線と乗り換えできます。



ここでもバラが見事に育てられています。



徳永英明の名曲と関係あり?





素朴な疑問なんだけど、『東京さくらトラム』と言う愛称なら力を入れるの桜だよね?
全線に渡ってバラに力を入れているのどういう訳?

東京薔薇トラム


と言う愛称だとなんか嫌な感じがするのは確かだけど(笑)



26番目は荒川七丁目




左手に大きな施設があって何だろう?と思っていたのですが。


ここには三河島水再生センターという施設があるようです。
これはじっくり時間をかけて見学してみたい歴史的施設。
また改めて時間を取って行きたいな。







27番目は荒川二丁目(ゆいの森あらかわ前)



荒川自然公園というのも散策するには良さそうです。




28番目は荒川区役所前

荒川区役所は以前、千葉方面へウォーキングした際に前を通ったけど、区役所前に素敵な公園があって趣がある場所でした。








29番目は荒川一中前(ジョイフル三ノ輪前)

いよいよゴールが近付いてきました。
最後の停留所に向かう道は…、これで合ってるのか?と不安になるメタボにはキツイ細道(笑)

30番目、ついに目的地に到着! 三ノ輪橋

公衆トイレもありました。




冒頭でウォーキング強度としては軽め、なんて書きましたが、この炎天下の中では長い道のりでした。



約16kmを3時間40分。
途中でかき氷休憩したり、写真撮ったり神社に寄ったりしてたので、まずまずのペースかな。
消費したペットボトルは9本、暑さに強い私でもさすがに水分補給はしっかりしました。
その分コンビニや自販機に立ち寄ったりもして時間くってるし。
炎天下のウォーキングとしては良い時間ではないでしょうか。


エリアごとの景色の違いもあってなかなかに楽しめるコースでしたね。
途中で気になる施設もあって、改めて行って見たいと思いました。

さて、それでは近くの銭湯に行って汗を流しましょう。


検索したらいくつかヒットしましたが、一番近そうだというだけの理由で地図の上部にある三ノ輪 改栄湯へ行ってみます!
徒歩10分くらいかな?




こちらね…、ここにして大正解!!

高級ホテルの大浴場も真っ青なラグジュアリーな浴室!!
素晴らしい!

水風呂が30秒で指先が痛くなり、1分で感覚が無くなってくる位の冷たさ!!
カイジで言えば「キンキンに冷えてやがる!」「悪魔的だ!」という感じ(笑)

私はサウナは苦手なので入らないんだけど、水風呂は好きなんですよね。
特に夏は。

この水風呂、ただ冷たいだけでなく天然ハッカ油が大量投入されているとかで冷たさスーッとくる感覚がクセになる!!

これは皆さん、真夏の内に体験しに行ってほしい!!


ただ、日曜の16時頃だというのにロッカーがすべて埋まってしまうすごい人気!
行ってすぐに入れないかも…?
まぁ、中が素敵すぎたからこの人気も仕方ないか…。




さて、しっかり汗を流し筋肉をほぐしたので、都電で帰りましょう。

停留所の壁は何故だか昭和の趣き。


始発だから絶対座れるのが良き。
さすがに疲れたからね~。


車窓の景色を眺めて「さっきここ歩いたな~」「車内からだとこう見えるのか」なんて思っていたら、体感10分くらいで到着してしまった。
電車は楽だなぁ(笑)


お手軽気分で始めたコースでしたが、見所も多く楽しめて、そこそこ疲労する良いコースでした。



余 談


私は暑さ耐性が異常に高くて35度越えの中普通に歩いてても全然問題ないんだけど、唯一の弱点が『日焼け』です。
以前、腕や首の後ろが火傷になり、小さな水ぶくれが大量に出来、皮膚が覆われるという大惨事を巻き起こしました。

その反省から今回の格好はコレ。



ユニクロで買ったUVカットの上着で腕も首の後ろもしっかりガード!!

顔は調光レンズで作ったサングラス。
もしマスクしてたらコンビニ入った瞬間に通報されるスタイル(笑)
都電の運転士さん、多分往復運転してるはずだから「アイツさっきも見たな」「もしかしてずっと歩いてるのか?」って気になってる人いたと思う(笑)

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