2022年11月12日(土)~13日(日)に開催されました、小田原~東京間の100kmを丸一日かけて歩く東京エクストリームウォーク100に参加してきました!
エクストリーム(Xtreme) = 過 激
『名は体を表す』と言いますが、さて、どんな大会だったのでしょうか!?
はじめに
この時は
『42.195kmを自分の脚で走るなんて普通に生活してたら体験する事ないし、人生で一度くらいは経験してみよう』
という気持ちで参加しました。
結果、フルマラソン15回完走(2回リタイア)という程に続ける事となりました。
ウォーキングは、最初は歴史好きとしてのちょっとした思いつき、『東海道五十三次を最初から最後まで歩いてみたいなぁ』というものでした。
まとまった休みが取れないとか宿代もかなりになりそうだとか何だかなんだと言い訳しつつやってはこなかったのですが、この大会を知った時に「コレだ!」と参加する決心をしました。
コロナ禍でマラソン大会の中止も増え、ただただいつもと変わらぬ日常を惰性で過ごす虚しさも手伝って、『非日常的な体験をしよう!』という思いもありました。
この辺りの思考回路は初マラソンの時と同じですね。
事前準備
●宿の手配
エントリーした直後にすぐ行いました。やはり朝は会場すぐそばから向かいたい。
ただ、エントリーがだいぶ遅かったので軒並み埋まってしまっていました。
唯一空いてたとこは喫煙ルームばかりのビジネスホテル。
消臭スプレーなどを大量に使っているらしいんだけど、染みついた臭いはやはり苦しかった…。
●シューズ
真っ先に準備したのは当然シューズです。
ランニング用、トレッキング用など機能面でも色々と違いはありますが、やはり最優先は履き慣れた物、ですね。
早めに購入して練習で履きならしました。
本番までに150kmほど歩きました。
●トレーニング
毎週末に都内を歩きました。
最初は10kmから、1週ごとに5kmずつ増やして本番2週間前に45kmを一度に歩きました。
半分くらいを経験してると「いけるんじゃないか?」と漠然とした自信が持てます。
●情報収集
初挑戦なので不安しかありません。
体験者の方のブログやYouTube動画を拝見して何となく様子は分かりましたが、自分の知りたい事は出ていない…。
痒い所に手が届かない状況です。
そんな時、職場で仲の良い同僚のママ友さんが過去に出場されていたとの話しが!
参加者の生の声、私の知りたい重箱の隅をつつくような事。
教えていただけて不安もなくなりました!
ありがとうございました!
●荷物
※別記事にてまとめる予定です。
コース
脚で移動する地図の縮尺ではありません(笑)
こちらの方が分かりやすいでしょうか。
コース内に6箇所のチェックポイントが設置してあり、このすべてでチェックを受けなければなりません。
以下は私のランニングウォッチに記録された高低差です。
充電が93kmで切れたので最後の5km、怒濤のアップダウンの『3連続大橋渡り』の高低差を記録できていないのが残念。
これを見ると40kmの急激な上りが目に付きます。
これは間違い無く遊行寺の坂ですね。
箱根駅伝でも有名な坂です。この坂のお陰で順調だった私の旅に暗雲が…。
55kmくらいはこちらも有名な保土ケ谷の権太坂かな?
第3チェックポイントである横浜市児童遊園地が「こんなに登るの?」と魂が抜けるほど坂を登らされた所かもしれません。
続いてペース。
信号待ちやコンビニでの買い物など下に垂れ下がってる所は多いですが、歩いてる所は前半11分前後、後半15分前後、という結果です。
これは事前に考えていたペース配分と一致してると言えば一致してるかな…。
行きの電車で時間がたっぷりあったのでスマホ用のExcelをダウンロードして計算式を埋めてました。スマホ用は操作がメンドイ…。
基本的にはスタートから1km11分ペース、20km毎に1km1分ずつ遅くなる計算でした。
大まかには予定通りだった訳です。
誤算は遊行寺の坂と、そのダメージが回復せず54km以降のチェックポイント休憩時間が長引いた事、ですかね。
スタート前夜
戦国屈指の名城、小田原城。
当ブログでもお城巡りで訪れた際の記事を書いています。
前夜に訪れてみると、待機所やテントなど設営がされていました。
夕食は商店街のファミレスで。
タンパク質が筋肉の原動力になると信じてステーキを。
余談ですが、初マラソン(ホノルル)の前夜も「景気づけだ!!」と盛り上がってアメリカンな10cm以上厚みのあるステーキを食べましたが、胃にもたれてレース中大変でした(笑)
ホテルにチェックインした後はウェアや持ち物を最終チェック。
あとは部屋のお風呂にゆっくり長く浸かり身体をほぐしつつ気持ち的にもリラックスします。
23時頃に就寝。
普段は家族と同居で、母親(83)が4時頃にはもう起きているので、6時に起こしてくれと頼んでおけば間違い無く起きれます。
ただ、こういう宿に一人で泊まった時は朝起きれるか不安しかない訳です。
「目覚ましが鳴らなかったらどうしよう…」
「目覚ましの設定を間違えていたらどうしよう…」
強迫神経症なんでしょうか。
あまりにも不安すぎて1時間おきに目を覚ますほどに浅い眠りで朝を迎えました。
おかげで目覚ましより早く起きれましたが睡眠不足です(笑)
夜中のウォーク大丈夫かしら…。
ひとまず熱いシャワーで筋肉を目覚めさせ、夜とは逆に少し熱めのお湯を張ってゆっくり浸かります。
心身が整ったところでウェアに着替え、テーピングをし、会場へ出発です。
スタート会場
会場では受付にコロナ感染症対策への宣誓書の用紙を提出。
アミノバリューとワセリンチューブと反射板を貰えました。
荷物預かりは大きなビニール袋に入れて、ゼッケンの下一桁の場所に置いていく仕組みです。
タグにゼッケンNoを書いて荷物にくくりつけるのですが、最初は口を閉じたビニールの方に付けてしまいました。
他の荷物を見るとビニールの中に付いてる…。確かに!
輸送中に何かに引っ掛かって外れる可能性が大ですね。やり直し!!
スタート~10km
スタートは50名程度で数分ごとに出発するウェーブスタート。
マラソンは車道を締め切って行われますが、本大会は歩道を交通ルールに則って歩きます。
2千人が一斉にスタートしたら危険極まりないので、少人数でのスタートとなっています。
この時、Aブロックの人、Bブロックの人、という風に厳密に招集されるのかと思いきや、様々なブロックの人が混在していました。
なんだ、スタート時間は目安だったのか…、と早いけど待機所に並びにいきました。
スタートライン横ではパンサー尾形さんが賑やかに盛り上げてくれています。
スタートしてる人はみんなツーショット写真を撮っていたので私も撮りたい!と思っていたのに、途中で退場されてしまいました…。
もう30分くらい居られなかったのかな…、残念。
ちなみにこの銅門の中では評定が行われております。
こうしてお城の門がスタートだと、戦国の世の足軽気分で「いざ出陣!」と気持ちが昂ぶりますね。
ホノルルマラソンのスタートは朝5時で、まだ暗い中で号砲と同時に花火が打ち上がる派手なものです。
東京マラソンも見慣れた新宿の景色を見慣れぬ3万人が動き始める派手なものです。
50人だと流石に静かなスタートかな、と思っていましたが、地元の方なのか出場者のご家族なのか、スタートを大いに盛り上げてくださっていて気分よく出陣できました。
ありがとうございます!
お城の敷地を出ると、周りの人が多いのと、歩道が狭い事から抜きつ抜かれつは危ないので、周囲のペースに合わせる事となります。
スタートしたばかりの体力だから対応できますが、できるからと言って最初から体力を削る事態は後半に不安を残します。
ここでは車道を挟んで左右の歩道に出場者が分かれており、とりあえず方角が合っていればどちらを歩いても大丈夫なんだという事を知ります。
序盤はアーケードが続く商店街を歩きますが、時間が早いから開いてるお店はなし。
お客さんがいたら尚更歩くのが大変ですしね。
歌川広重の「東海道五十三次」の小田原宿で描かれているのが酒匂川ですね。
かつて、東海道五十三次の中でも酒匂川の渡しはかなりな難所だったとのこと。
現代の立派な橋をただ歩くだけでも時間がかかりましたから、川の流れと戦いながらだと大変だと思います。
さて、最初の10kmはどのような記録でしょうか。
チラチラと時計を見ながらペース調整を行っていたので、11分前後でまとめられました。
10km地点は10:20予定でしたが、10:22通過と上出来でした。
続きは 体験記その2 へ!!
ども!職場で仲の良い同僚です。
返信削除自分の身近なところから2人も こんなXtremeな大会に出場する方が現れるなんて戦慄を覚えましたが、お陰様で何だか自分まで何かやり遂げたような気持ちになれました!
ありがとうございます!!
コメントありがとうございます!!
削除歩いていないのに、なぜ達成感を味わっているのか謎ですが(笑)
そんな事を言いつつ、来年の大会には出る事になりますよ!(Tさんの圧力でw)
今度一緒にウォーキングしましょう~。